小樽運河クルーズを終えてやってきたのはステンドグラス美術館。
1923年に大豆倉庫として建てられた旧高倉倉庫内に19世紀後半から20世紀初頭のステンドグラスが展示されている美術館。
ココも広くはないのですが、すっかり見入ってしまい時間ギリギリに。

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ステンドグラス美術館の入口。

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案内には旧高倉倉庫と旧荒田商会とありました。
旧三井銀行小樽支店がある芸術村の1つ。

芸術村のには中庭っぽいものがあり。

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何やら真ん中に建物のオブジェが。

コレはマジッククロックというものらしく。

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リフトで運び上げられたボールがあちこちに飛ばされていく。
元々東京の青山にあるペガサスビル前にあったものが移されたのだとか。
様々な動きをついつい目で追ってしまう作品。

それでは早速中へ。
中はめちゃくちゃ神秘的な空間になっていた。

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大小様々…というより、かなり大きめのステンドグラスがあちこちに。
たくさんの色が使われているけど、何故かとっても神秘的で幻想的。
2階建ての建物だけど1階部分でも18もの作品が。

種まく人

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新約聖書にある信仰の大切さを説いた「種まく人」がエピソードが題材。
左は荒れた土地に種をまいていて、右は収穫。
素直なココロで接すると多くの実りになるという意味らしい。

マギの礼拝

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左から2番目に星があるのわかりますか?
コレがキリストが生まれたことを知らせる星なんだとか。
これを見た東宝の博士が贈り物をもってきた、というのがマギの礼拝なんだって。
みなさんこの星全員が見てたの?

善き羊飼い

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これ、枠がありますよね?
当時飾られていた教会の窓枠ごと持ってきたとか。
イエスが善き羊飼いで両端は弟子の聖ペトロと聖アントレ。

幼子よ我に来れ

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イエスに祝福してもらうためにわらわら集まった様子。

信仰 慈善 希望

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左が信仰、真ん中が慈善、右が希望。
この中では一番慈善が大切だから真ん中。
それぞれの絵にはこの意味を表すものを持っている。
信仰は十字架、慈善は子供、希望は錨。
希望が錨なのは新約聖書にそんなことが書かれているんだって。

磔刑図

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十字架に架けられるキリスト。
回りはキリスト縁の人物たち。

四人の聖人伝

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上には聖人、下にはその聖人にまつわる物語。
てか、コレだけではないけど、聖書読み込んでる人しかわかんないよね。

神とイギリスの栄光

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何故にイギリス?って思いましたが、ココにあるステンドグラスは全てイギリスで作られたのもの。
第一次世界大戦の戦勝記念と戦没者の追悼の意を込めて作られたもの。

その下には十字架と燭台。

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上のステンドグラスと同時期の19世紀のもの。

十字架のキリスト

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この作品はイギリスで有名なチャールズ・イーマー・ケンプ社のもので、絵の中に隠しサインがあるんだとか。

コレが隠しサイン。

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隠れてるのか…?

上の十字架のキリストの上部にあったティンバヌム。

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ティンバヌムとは教会の梁と屋根の間のアーチ型や三角形の壁面部分のこと。
とありましたが、難しすぎてよくわかりませんw
ステンドグラスの場合はその壁面を飾るための装飾を指すらしい。
まぁ、装飾ですねw

慈善

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新約聖書にある「人のするべき善いおこない」。
左上から反時計回りに飢えている時に食べさせ、喉が渇いた時に飲ませ、道に迷えば招き入れ、裸の時には着せ、病気の時には見舞う。
今コレをやると全ては受け入れられませんね。
知らない人からもらったもの、食べれませんからw

まだまだ続きます。
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