旧三井銀行小樽支店の続きです。
今の銀行はとても近代的で機能的ですが、昔の銀行って特に応接室とかは重厚な雰囲気がありますよね、
この三井銀行小樽支店も昔の重厚な銀行の雰囲気がかなりありました。

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コチラは応接室。

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家具のデザインは今風ではないけど、机とかいいもの使っているな、と感じます。

デスクの上にあった時計はセイコーの置時計。

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大正12年から昭和11年頃に造られた時計。
大理石で豪華です。

この三井銀行内にはいくつかの時計があります。

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この掛け時計はアメリカの時計メーカーアンソニア社で造られたもの。
昔懐かしのねじ巻き時計。
ねじ巻きでぜんまいを巻いて動かす時計。

他にも今では見ない素敵なアンティーク時計が。

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今から100年程前に作られた時計なので、動かない状態で保管されていたらしいのですが、時計の製品情報を調査して行きを吹き返したもの。

2階に上がってみました。

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このような吹き抜けの銀行って贅沢ですね。

2階から見た1階。

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かつてのカウンターが見下ろせます。

長テーブルとイスが並んだ会議室。

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かなり腰が沈みそうな応接セット。

そこにあったこの棚なんですが。

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商品サンプルみたいなのが並んでいて銀行っぽくないですよね。
コレはニシンの肥料や豆類の商品サンプルらしく。
商売のためではなく小樽港が扱う資材の見本として置かれていたものらしいです。

壁のところどころにあるシミ。

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コレは屋根にたまった雨水や雪解けの水が浸水しちゃったらしいのです。
当時防水機能が今と違って未熟だったと思われるのでこのようなシミができちゃったらしい。

でも当時としてはかなり最新設備の銀行。

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柱にもギリシャの遺跡かと思わせる(というのは大袈裟ですがw)装飾が。

そして照明にもこだわりが。

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建築当時には25種類、合計138個の照明器具が使われていたらしく、全て特別オーダー。
植物の形を取り入れたデザインが多かったそうです。

そして最後は貸金庫。

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私貸金庫って入ったことないんですが、かなり厳重な造りです。

途中で作り替えられたのか、かなりキレイな金庫です。

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ところで貸金庫にみなさん何をいれているのでしょうね?
昔は株券や証券を入れていたのもあったのでしょうが、今やペーパレスですしね。

貸金庫の中を確認する場所。

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ちょっと質素な感じがしますね。

ここも金庫。

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お風呂って思うくらいのタイル張り。
水はけもお風呂っぽいw
4角に鏡があって死角に人がいても鏡に映る当時は最先端?の防犯システム。
てか、金庫に何組も入れてたの?って話ですが。

1階に戻ってきて、昔のカウンター。

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中は引き出し等があって機能的。

外側は大理石です。

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かなり満足に見学したら時間がヤバい。

運河クルーズへ向かいます。

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