さて、いよいよ天守閣へ行くわけですが。
コレがまた色々と遠いんです。
そして門の数がめちゃくちゃ多い!
さすが西日本を代表する城ですね。

ランキングに参加しています。
天守閣へ向かうのにまず通るのがいの門。

DSC_0314

コチラをくぐると…

井戸発見!

DSC_0316

姫路城と言えばお菊井戸が有名ですが。
コチラは通常の井戸。

江戸時代、飲み水は井戸から汲んだ水を使っていました。
城を築く時にも水の確保はとても重要。
まず、安全な水源を確保するには城の中に井戸を作る必要がある。
というのは、城の外にあると敵に水路を断たれたり、毒物などを投入される恐れがあるから。
姫路城にはかつて33の井戸があり、現在は11の井戸が残っています。

お菊井戸は帰り道に通ったので後程…。

いの門の次と言えば「ろの門」。

DSC_0317

コチラもいの門と同じ高麗門。
石垣と土塀があり狭間がの穴がある。

ココをくぐるとお城はすぐそこ!的な感じなのですが。

DSC_0318

ココからまだまだたくさんの門を通ります。

次の門へ続く道は緩やかな坂になっている。

DSC_0319

ココはテレビドラマ暴れん坊将軍でそれなりに登場したんだとか。
もちろん設定は江戸城ですが。

ちなみにココでもうすぐ天守と思わせる心理的作戦もあるとかないとか。

もちろん次は「はの門」。

DSC_0323

このはの門は国指定重要文化財。
先ほどのいの門、ろの門と違って防御力が上がった感じがしますね!
コレは菱の門と同じ櫓門と言われる門。

このはの門は敵が攻め込んできた時に扉を閉めて石垣を崩し、門を石垣で埋めちゃう作戦だったらしいです。
門は内開きのため、石垣で埋めるともう門は開かない。
そうこうしている内に上の櫓から攻めることができる。
かなり防御力の高い門になっています。

さて、ココの門にもう一つの見どころが。
それはコレ。

DSC_0326

門の礎石が何やら他と違う感じ…。

というのも、まず、城を築くのにはたくさんの石が必要です。
石が足りない場合には墓石や石仏までもが石垣に使われたんだとか。
なんかちょっと罰当たりですよね。
この姫路城もたくさんの石が献上されたんですが、その1つがコレ。
どうやら元々石灯籠だったらしいです。

さてはの門をくぐると一度反対方向に進みます。
天守閣を背にする感じになります。

DSC_0328

コレも心理戦の1つ。
天守を目指して進んでいたのに、いつの間にか逆方向になって、不安心理を煽る感じ。

コチラがお次の「にの門」。

DSC_0330

おお。
残念ながらココにきて工事中とは…。
コレはしょうがないですが。

にの門はこの姫路城の最後の砦となる門でもある、守備も防御も優れた門なんです。
なので、逆にこの門が突破されると、もう姫路城は落ちちゃうという感じなんですね。

コチラがにの門の中。

DSC_0332

DSC_0334

なんと門の中で道が曲がっています。
そして天井も低い。

コレはまず中で曲がっていることによって、槍とか長い武器を持っている人は進めない構造になっているんです。
コチラも櫓門で天井部分からは攻撃を仕掛けられる仕組み。
よくこんな構造を思いつきましたよね。

このにの門を突破すると天守にだいぶ近づいた感じが。

DSC_0335

ホントすぐそこな感じですね。
ココからはそこまで守備力が高い門はないので時間稼ぎな感じ。

次も工事中の「ほの門」。

DSC_0336

これははの門、にの門に比べて随分と小さいですね。
実はこれも戦略の1つ。
この門を石などで塞いで門をなくしてしまおうという作戦。

ほの門を通り過ぎると姥ヶ石のある城壁。

DSC_0340

すみません、姥ヶ石自体は撮れていませんw
いや、暑すぎてサクサク進みながら撮っていたら、入っていませんでした。

この姥ヶ石も転用石の1つで、秀吉が城を築く時に医師不足で貧しい老婆が差し出した臼だとか。
正直に言うと明らか変ですw

その近くにある建物は何かわかりませんでしたが…。

DSC_0344

DSC_0342

井戸っぽいものがありました。

この先は水の一門から五門まで続きます。
水の一門からの写真です。

DSC_0345

DSC_0347

DSC_0348

DSC_0350

DSC_0352

この水の一門から五門は大した装備はないので時間稼ぎですね。
ココ、水の五門が大天守への入口となります。

姫路城についてのアレコレはLINEトラベルjp記事の『天守閣だけじゃない!知れば知るほど面白い世界遺産「姫路城」』でご紹介しています。

次回も楽しみにしてくださる方はクリックをお願いします。