花岳寺の後は赤穂城へ。
赤穂城は現在明治の廃城令で城が取り壊しになったためお城はありませんが、赤穂城跡として整備されています。
赤穂城すぐの場所にある近藤源八宅跡長屋門は赤穂城にある江戸時代から残る建物の1つです。

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花岳寺から徒歩5分程歩いたところで見えてきた赤穂城。

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現在は明治の廃城令でお城はありませんが、お堀等が残っています。

お城の前にあったお食事処&お土産屋の巴屋。

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赤穂のお土産といえば塩饅頭。
塩饅頭は播磨屋というところが有名らしいので買って帰ろうかと思いましたが、この日はめちゃくちゃ暑くて、播磨屋まではとてもいけない…ってことで、ココで買うこともなくやめてしましました。

コチラは赤穂城大手門。

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おお。
時代劇みたいですね!
この高麗門は1955年に再建されたものらしいですが。
内側に櫓門もあったみたいですが、それは再建されてないみたいですね。

中に入るとカクカクとしています。

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これは枡型虎口と呼ばれる出入り口で、敵の侵入を防ぐ目的で作られたもの。

歩いていくと小さな建物が。

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コチラは番所跡。
今は休憩所?赤穂城の説明?らしきものがありました。

赤穂城案内図。

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今は整備されていますが、その昔本丸御殿があった場所に学校があったんだとか。

大手門の枡型虎口の説明もあり。

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絵付きでわかりやすい。

そのまま進むと近藤源八宅跡長屋門に到着。

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見ため小さなお宅って感じですが、長屋門なので屋敷とは別です。
長屋門はあくまで門。
もともと家臣を住まわせていた長屋に門をつけたもの。
で、それが上級武士の表門となっていったらしいのです。

この近藤源八とは誰ぞや?って話ですが。
千石の番頭らしく、この番頭ってのは重職だったらしいですね。
この近藤源八さんの奥さんが大石内蔵助の伯母らしく大石家とは親戚。
ただ義士には加わってはいません。
で、赤穂城の縄張り設計を行った人でもある。

ちなみにこの長屋門は江戸時代の建物で、赤穂城にはこの近藤源八宅跡長屋門と大石内蔵助の大石良雄宅跡長屋門のみなので非常に貴重なのです。

さてこの近藤源八宅跡長屋門ですが、なんと無料で開放されています。

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それにしても、日本の観光料金って海外というか、アメリカやヨーロッパの先進国に比べて格安ですよね。
アメリカなんて30ドルくらいしちゃう施設もありますから。

端の方に井戸を発見。

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赤穂上水道は日本三大上水道の1つ。

そしてココ、なんとお宅にあがってみることもできちゃうんです。

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当時は下級武士の家だったそうで。
土間があり、板間8帖、和室8帖なので、当時としては広いほうではないかと。

コチラが板間で…

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隣に和室。

小さな2帖の板間もあり、当時のゴハンの再現?っぽいのがありました。

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今は1食で何種類ものおかずが出てきたりするけど、当時は基本はゴハンの他は汁物と漬物のみってことも。
ゴハンも朝に炊くだけだから、夜は冷えてたりするんですよね。
豪華な時はお魚があったりしたそうですが、基本肉は食べなかったそうな。
肉食の私は耐えれなさそう…。

土間と板間に色々展示がありました。

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食器類は自分で作ったのか?ってくらい歪みがあるのですが…。

その他にも瓦の展示。

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展示物はそこまでないですが、江戸時代の長屋にお邪魔をする、と思うととても価値のある場所かと思います。

赤穂城を訪れたらこの近藤源八宅跡長屋門もお忘れなく!

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