九州国立博物館の続きです。
かなり見どころ満載な九州国立博物館。
今回は常設展のみですが、興味のある特別展があればまた行きたい。

ランキングに参加しています。
続いては絵のコーナー。

DSC_0358

こちらは中国美術の影響を受けた、平安から鎌倉時代のもの。
この時代は中国はめちゃくちゃ最先端の国でまさに憧れの地。
中国から日本にやってきた僧侶や商人たちによって、この時代の日本の美術は形成された。

コチラは晋書列伝巻五十一零巻という書物。

DSC_0360

元々固有の文字がなかった日本。
中国から伝わった漢字をもとに万葉仮名を作り、それを簡略かしたものが平仮名と片仮名。
この書物は日本の僧侶が仏教の注釈をつけたもの。
漢字かな交じり文らしい。

コチラは遣唐使が運んだものコーナー。

DSC_0363

DSC_0364

日本からは金、銀、絹の製品等。
唐からは経典、書物。薬物、香料等。
どういう割合での貿易かはわからないけど、日本からのものの方がいいような感じがする。

すごい立派な刀と思ったら、国宝の太刀、銘来国光というもの。

DSC_0367

徳川家康から松平家を経て明治天皇へ。
ということは1500年後半から1600年前半のもの。
その時代のものでこの輝きはスゴイ。

かなり興味を持ったのがコチラの文阿弥花伝書。

DSC_0369

書院や床の間を飾る作法を図入りで表したもの。
元々は室町時代のものを書き写したもの。
道具の材質や形状等を詳しく解説。

遠目で見たら若干気持ち悪かったコチラはお金。

DSC_0370

土の中に埋められた埋葬銭。
といっても中国からの渡来銭らしく、埋蔵目的は不明。

装飾がすごいけど、すごいを通り越して何かわからなくなっている屏風。

DSC_0372

どうやら花鳥図屏風らしく、コウノトリやらドラゴンやらがいるらしい。
輸出用かな?

おお!コレは!

DSC_0374

予想が当たった!
コチラは踏絵。
キリスト教撲滅のために使われたもの。
元々紙だったらしいけど、すぐ破れるので板にしたとか。

とても素晴らしい伊万里焼の数々。

DSC_0379

DSC_0377

17世紀中期から18世紀中期ごろまで有田で作られた伊万里焼たち。
主に輸出用だったらしい。
コロナ前はヨーロッパのお城に色々いったけど、有名なお城はほぼ伊万里焼があるんだよね。
それくらい伊万里焼は人気なんだけど、保存状態の問題か、ココのが一番素晴らしい。

コチラはめっちゃ長い紙に書かれた松島の風景。

DSC_0389

私は知らなかったのですが池大雅という人の作品。

コチラの城下町の屏風も素敵。

DSC_0388

1時間くらいじっくり見てとても満足。
博物館にあまり行かないけど、ココの博物館はとても素晴らしかった。

次回も楽しみにしてくださる方はクリックをお願いします。