盛岡城跡近くにある岩手銀行赤レンガ館に行ってみた。
明治時代の洋風建築の建物はとても素敵。
ここはこの時代の有名建築家の辰野金吾設計のもの。
せっかくなので有料部分も見てみた。

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岩手銀行赤レンガ館にやってきた。

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めっちゃ素敵な建物。
東北地方に唯一残る辰野金吾の設計のもの。

1911年に旧盛岡銀行の本店として建てられたもの。
2012年までの101年間銀行として使われていましたが、その後保存修理の後、博物館として一般公開されている。
こんな銀行に勤務って素敵。

中は有料部分、無料部分とあり、無料でも中を見ることはできる。
素敵な建物なので有料部分も見てみた。

有料部分に進むと銀行のカウンター。

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この大理石(かな?)が素敵!
当時は上げ下げスクリーンを介した接客。
他の銀行でもこんな感じだったな。
いつなくなったんだろ?
防犯面ではこの方がいいような気も。

一室には設計に関わった辰野健吾氏と葛西萬司氏の紹介パネル。

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暖炉は4室に置かれている。
かつては暖炉の上に鏡が置かれてあった模様。

レプリカですが設計の図面も。

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何枚にも渡る見ごたえある設計図。

コチラの窓の外側にはシャッターが。

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防火のために窓には全て銅製のシャッターが。

コチラは片方のシャッターが上がっている。

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銀行での火事というより、周りの火事の巻き添えにならないように、ですね。

奥には金庫。

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豪華な立派な金庫。
1903年に造られたものらしく、この銀行が建てられる前に作られたらしい。
この銀行が終了する2012年まで現役で使われていた。

金庫の中。

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中には入れなかったのですが、中にはさらに金庫が。

旧第一応接室。

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ココは営業場以外で唯一写真が残っていたとか。
当時は壁には織物の壁紙、床には絨毯が敷かれ、なかなか立派な応接室だった模様。

今は昔のお金や株券の展示。

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通帳もあった。
通帳が手書きでとても面倒そう。

天井の照明の吊り下げのところにも装飾。

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この装飾はバラや梅、笹等部屋によって違う。

かつての粗品。

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テーマソングもあったようでレコードも販売。

2階部分から営業場を。

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ただ廊下はてられないので、ココまでしか見れない。

コチラは1階から見た営業場。

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アーチ型に半円形にはめ込まれた装飾と窓・出入り口上部に付けられたものを欄間装飾というそうで。
右奥のアーチ状のところの船の舵みたいなもののことらしい。

コレですね。

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もともと船運業のメンバーが盛岡銀行を創設したそうで、船の舵をモチーフにしたとのウワサも。
てか、船運業が銀行を創設したことがすごいな。

コチラの窓は上げ下げ窓。

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西洋文化を取り入れてますね。

とても素敵な銀行でした。
この時代の建物が好きな方は是非、有料部分を見て下さいね。

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