がんじゅう駅で斎場御嶽についてを学んだら、斎場御嶽へ向かいます。
この斎場御嶽は琉球の発祥の地とも言われている場所。
まさに聖地そのものでした。

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がんじゅう駅からは徒歩10分くらいで斎場御嶽の入口に到着。

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ココの入口でチケットを見せて中へ。
ココでチケットを売らないのは混んだら大変だからですかね?

途中にいたにゃんこ。

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飼い猫?
めっちゃ毛並みも綺麗で可愛い。

建物を通ると斎場御嶽の碑が。

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てか、琉球語と漢字の組み合わせが難しいですね。
斎場御嶽がせーふぁうたきと読むとは。
元々母音が「あ・い・う」しかないとどこかで見た気が。
なので御嶽も「おたき」ではなく「うたき」と発音するとか。

綺麗に整備された道を通って中へと進んで行きます。

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なんかこういう場所って空気が違いますよね。
私は何か感じる人とかではないですが、そんな気がする。

整備された道からちょっとした山道へ。

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ココは斎場御嶽への参道。
琉球王国時代、王による聖地巡拝の際に使用されたとされる道。
途中にウローカーと呼ばれる井戸(カー)があり、カーで身を清めて斎場御嶽へと入ったとか。

途中、景色が開ける場所が。

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ココは久高島遙拝所。
ちなみに久高島が神の島と言われるのは太陽の上がる方向にあるからだとか。

久高島遙拝所のすぐ隣に斎場御嶽の入口である御門口が。

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これも御門口と書いてうじょうぐち。
斎場御嶽の御門口より先はいわゆる拝殿にあたる場所。
そのためココから先は王府関係者に限られていたとか。

案内には右側に6つの香炉があるとありましたがコレでしょうか…?

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この香炉は御嶽内にある拝所の分身とされている。

ココから先は緩やかな上り坂。

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今は整備されている感じですが、当時は歩くのは大変だったのではないかと。

そのまま進むと大庫理(ウフグーイ)に。

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大庫理(ウフグーイ)は最初の拝所。
この大庫理(ウフグーイ)は大広間や一番座を表している。
石畳が敷かれているのが祈りの場(ウナー)。
現在も祈りの場には入ってはいけない。

寄満(ユインチ)と呼ばれる場所に向かう途中にあった穴。

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コレは御嶽とは関係なく、戦争の遺物。
第二次世界大戦中はこの斎場御嶽にも砲弾が撃ち込まれた。
殆どの砲弾跡は埋められたが、第二次世界大戦時の沖縄戦を後世に残すためにココは残されているのだとか。

砲弾の穴からすぐの場所にある寄満(ユインチ)。

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寄満(ユインチ)とは琉球の王府用語で食事を作る場所を意味するのですが、ココで何かを調理したわけではありません。
当時はココに国内外から海の幸、山の幸が集まっていたと言われています。
そのため、王国に豊穣あれ、という意味を込めて名付けられたとか。
第二次世界大戦まではココにはその年の吉兆を占う馬の形をした「うまぐゎーいし」と呼ばれる石が置かれていた。

この寄満(ユインチ)の場所は行き止まりになっているのですが、かつては道があったように思われる。

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立ち入り禁止にはなっていましたが。

いったん途中まで戻り、先へ進むと2つの壺が置いてある場所に。

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コチラはシキヨダユルアマカヌビーとアマダユルアシカヌビーの壺。
生涯覚えられない名前です。
この2つの壺の中にある水は鍾乳石から滴り落ちる水を受け止めている。
代々聖なる水として言い伝えられています。

そしてその先というか横が有名な三角岩。

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このさきに三庫理(サングーイ)とチョウノハナがあるのですが、コロナのため立ち入り禁止。

ただ、ココに他の人ときていたガイドさんの話を聞いていたのですが。
ココは聖なる場所であるのに観光客を入れすぎている、と。
国内外関わらず、聖なる場所にも関わらず、岩に登ったり拝所に上がったりする人もいる、と。
三庫理(サングーイ)を今回見れないのは残念だが、この先も立ち入り禁止を考えるべきでもある、と。

確かにそうですね。
海外に行っていて、何故ココに落書き?って思うのもたくさんあります。
さすがに斎場御嶽では落書きはありませんでしたが、岩の上に上ったり、拝所に上がったりするのはもってのほか。
海外の人と日本人との感覚も違うので、別に岩くらい上ったっていいだろう、と思う方もいると思います。
「聖なる場所」の意味を世界的に伝えなければいけないですね。
もちろん日本人はそんなことをしないと思いますが、インスタ映え等でやりすぎ傾向もあるので心配ですね。

それにしても綺麗な三角形ですね。

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ちなみに奥に見えるのが三庫理(サングーイ)。
右側にチョウノハナがある。
この地下から金の勾玉や多数の鎮め物も発見されており、国の重要文化財になっています。

ガンガラーの谷、斎場御嶽を巡ってとても神聖な気持ちになることができました。

がんじゅう駅まで戻って、がんじゅう駅から旭橋駅行きのバスに乗り帰還。

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