獅山砲陣地に続いて訪れたのは、金門島の最北端にある馬山観測所。
ココはまさに中国を監視する場所として作られた施設。
というのも、中国まで目と鼻の先で、中国に一番近い場所なのです。

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スピードの出ない電動バイクでは、獅山砲陣地からは結構時間がかかった馬山観測所。

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この馬山観測所は金門の最北端。
ここからの中国の距離は僅か2.1キロ、干潮時には1.8キロに縮まり中国に1番近い場所。

進んで行くとこのような入口が。

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見ての通り、丘っぽいところに作られたもの。

中は細い通路が続きます。

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壁には馬山観測所の年表的なものが。

コレが馬山観測所の地図。

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めっちゃ中国に近いですよね。
中国本土もかなりの射程範囲。

途中にあった部屋に何故かテレサテンのパネル。

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ココは放送所で中国に向けたプロパガンダ放送を流していた施設。
台湾出身のテレサテンも参加していたんだとか。

まだまだ道は続く。

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見ため以上にかなり長い通路。

突き当りまで行くとこのような部屋が。

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ココが中国を監視していた場所なんですね。

ココからは肉眼でもはっきり中国本土が見える。

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今は観光施設になっているので望遠鏡が置かれているので覗いてみると、かなりはっきり見える。
精度のいいものだと人まで見えるんじゃないかってくらい。

入口と出口は違っていて、出口はここに出た。

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今は壁に戦った英雄たちの絵的なものがあるが、当時の金門での任務は死を覚悟していたのでしょう。
特に中国に近い台湾の離島、金門や馬公、今やリゾートとして人気の澎湖は、中台戦争以外にも太平洋戦争でも莫大な被害を被ったと思われます。

途中にあったスローガン。

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還我河山とは「私たちの河と山を返して」という意味で、当時の人々の思いを感じることができます。

中国に一番近い場所なので、すぐそばには海が。

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今はとってものんびりした空気が流れている。

でも、ココにも軌條砦。

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金門の海にはありとあらゆるところに軌條砦がある。
今はのんびりとした海辺でも、戦争があった事実がココにある。

馬山観測所についてはLINEトラベルjp記事の『台湾を守った「金門島」で必見!美しく戦い抜いた軍事施設5選』でご紹介しています。

さて、すっかりお昼も過ぎてお腹が減った…。
でも近くには食べる場所がないので、どこか大きな街に行かなくては。
ココからだと前日チラっと訪れた金湖かなー。
ということで、電動バイクを走らせます。

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